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「被災からの克服」 人により国によりケアの仕方が違うことを知る 【スマトラ沖地震】


 地震、津波被災から2ヶ月をすぎたこの機会に国連は2005年2月28日、被災国や援助国約40カ国を集め会合を国連本部(ニューヨーク)で開催する予定です。

 折も津波被災から2ヶ月後の時、ぼくはプーケットなどにおり、パトン・ビーチの様子を見たわけですが、国によりその被害後のアクションそしてケアは違ってくることを実感。
 インドネシアなどでは食料事情が落ち着いたら、住宅事情に取り組まればなりませんでしょうが、タイの場合、産業や道路、通信網のインフラ、そして被害対象がアンダマン海に面していたエリアと限定的であるため、今後は目に見えない被害のケアが必要になると感じます。
 それは、家族を失った人たちへの心のケアであり、残された者を養っていくための生計の手段など。
 漁業を営んでいる方には今後、被害でダメージを受けた船などへの援助がされていきますが、タイの場合、観光地が被害のターゲットに合ったのを忘れてはなりません。
 カオラックのようにホテルの従業員の方が犠牲になったエリアもありますが、津波前にカオラックという観光地を何人の日本人が知っていたか。日本人が知っているタイ南部の観光地は正直、プーケット島程度。そこから行くことができるピーピー島、クラビなどの島島。そんな感じです。
 現在、営業を停止している一部のホテルはあります。また、観光客がいないばかりに休業しているホテルもあります。従業員は仕事もできないまま、日々を過ごしているケース多々。
 
 現地の方の発言で見られますが、観光地の復興は観光地として認めてあげること。
 ただし、日本人気質としてあげられる「誰も行かないから行く、周りが行くから行く」という、心の規律がある以上は、強制はいたしません。このことは新潟の皆さんの被災の際にも共通することと思います。

 人それぞれ、生活環境も違うというのは、皆さん承知のこと。
 国単位でみても同様。
 そういった個性あるところに、何をしてあげるか。
 
 そして、人は求めます。観光で行く方は求めてください。現地の観光業にたずさわっているタイ人さんは快く、歓迎してくれます。
 


参考:
<インド洋津波>発生から2カ月 国連主導で国際的支援
(2005年 02月25日 22:39)

Excite エキサイト : 国際ニュース


まもあん


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ブログ「スタイリッシュ・サイアム」 内にて
「スマトラ島沖合地震によるタイの被害 情報発信ブログ」を発信中。
「まもあんのタイニュース」でご紹介した内容やリンクなどはこちらも合わせて
ご参考ください。
なお「まもあんのタイニュース」は「エキサイト:スマトラ沖地震支援情報 」
「ヤフー!ジャパン:2004年スマトラ沖地震 」でご紹介されています。
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