地元に医師をとどめる秘策? 「一診療30バーツ制度」の落とし穴回避なるか?
「まもあんのタマダー ここにあるのはタイの日常です」
2005.10.14 N0.322
に掲載を加筆しています。
タイ企業またはタイに関連するビジネス
OTOPとは”一村一品運動”の地域復興プラン。
数年前に始まったこの運動、最近になり定着ぶりをみせています。
アイテムは衣類だったり、食料品だったり、雑貨だったりと様々。
タイ南部の津波被災地でも海に出ることができない漁師の家族の方が
レクチャーを受けながら雑貨などをつくり収入の糧としていました。
そして、この度、「一郡一医師奨学金」制度が開始?
アイテムではなく、今回の対象は「お医者さん」
この制度の背景にあるのは「一診療30バーツ制度」
これはタイ国民、その籍のあるところの病院と指定はありますが、
診療費は1回30バーツと安価で受けられるということ。
しかし、この制度のため、国立病院、特に地方の病院の経営が悪化、
そして、医師の都市部(私立病院)への流出を起こしたため、
早急に地方医師を補う必要がありました。
なんとかして、医師を地方にとどめておくこと・・・それがこの制度。
内容としては、最低5年は地元の地方病院に勤務する事を条件に奨学金を提供する案。
もちろん、違反した場合には多額の違約金(約200万バーツ)を支払うそうです。
予定、今年から10年計画で試行予定。
強制案ではありますが、この制度を続けていくことには不可欠か。
タイの人の仕事への取り組みは、いい条件があれば遠慮なしに、
引き継ぎなしに、移ってしまうこと。でも医療では引継ぎナシなんてとんでもない話。
実はこの医師問題、今後、さらに大きな問題になる火種と感じています。
まもあん
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